愚者のストーリー
愚者は新天地を求めて歩き出しました。
すなわちこのカードは「始まり」を表しています。
愚者のタロットカードの多くが、愚者の進む先に崖が描かれています。
一見してみると、先に危険が待っているように見えますが決してそうではありません。
「誰にも愚者が進む先のことは分からない」ということを表しています。
そして愚者の後ろでは犬が注意を促していますが、愚者は全くそれを気にすることなく進んで行きます。
愚者は本能のままに進むあまり、周りのことが見えていないのでしょう。
なぜ彼女「愚者」と呼ばれるのか・・・。
それは、まだ何者でもない彼女が先の見えない道を進んでいく様が「愚か者」に見えるからです。
周りからしたら無謀と思われることも気にせず、その道をどんどん進んでいきます。
愚者は、周りからいくら注意をされようが気にせずに進んでいきます。
それがいい結果となるのか、悪い結果となるのかはまだ分かりません。
正位置の解釈
人生のターニングポイントに立っています。
今はまだ何も無い状態ですが、やりたいことや新しいことにチャレンジして行きましょう!
これからの道がどうなるかどうかはまだ分かりません。
この先をどうするかは自分次第なのです。
愚か者と言われようが先に進んで行きましょう。
今はまだスタート地点に立っているだけです。
これからの自分を決めるのは自分自身なのです。
【キーワード】
・新しいスタート
・可能性
・自由奔放
・型にはまらない生き方
・ターニングポイント
逆位置の解釈
現状の問題と向き合うことを避けている状況です。
自信がなく、前に進むことを恐れているのです。
とても不安定で自分が何をしたいのかも分かっていません。
このままでは道に迷ってしまいそうです。
注意力散漫で、周りが見えていません。
思いつきで行動するのではなく、きちんと道を定めてから行動しましょう。
【キーワード】
・軽率な行動
・自信がない
・楽観的
・無責任
・不注意