「占いは全部詐欺みたいなもん!」占いを信じない私が占いにどハマりしたきっかけ

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電話占い


「当たる占い師なんているの?」

占いを好きな人も占いに興味がない人も気になる疑問・・・私もかつてそう思っていました。だって、「占い師」の看板を掲げている人はどこにでもいそうなおじさんやおばちゃん達。


たまーに占い師っぽい格好している人も見かけるけど、「あの服はどこで買ったの!?笑」「あの水晶は通販で揃えたのかな。」なんてことばかり気になり、「悩みがある!占い師に相談しよう!」なんていう気持ちにはこれっぽっちも思わなかったのです。

そんな私が占いにどハマりするなんて誰が予想できたでしょうか!?


テレビで芸能人が占い師にハマる〜とか、◯木◯子さんがテレビに出るたびに「なんじゃそりゃー」と思っていた私が「本当に当たる占い師がいるんだ!!」と確信し、今では気になった占い師を片っ端から試すようになったきっかけとなる出来事。

それは凄腕の霊視占い師「K先生」との出会いでした・・・。

 

私がK先生と会うことになった経緯

------K先生との出会いは、ある女性からの紹介でした。

当時の私は某WEB広告の新規開拓営業をしていて、エステサロンのオーナーさんに毎日商談を提案するという任務にあたっていました。

電話アポ、飛び込み営業をガンガンしかけていましたが、なぜかオーナーさん達には可愛がってもらっていました。
そんな中でも、女性向け脱毛サロンのオーナーさんにとても気に入ってもらっていました。

オーナーさんの名前は梅沢さんといい、彼女は大阪市内の大国町というところで脱毛サロンを経営するその地域ではやり手のオーナーさんです。
スラリとした慎重に、切れ長の瞳が特徴的で、その容姿はまるで、女優の吉瀬美智子さんのようなクールビューティーな出で立ちでした。

 


参考に....吉瀬美智子さん(公式Twitterより)

 

実はこの梅沢さん、エステサロンの他に副業として電話占い師をしていて、私はよく相談にのってもらっていました。
正直、梅沢さんの占いは「当たり前のことを仰々しく言う」といったようなものだったので、占いというより、まるきり小言。

もしくは「口うるさい友達の説教」といった感じだったのですが、私自身、他人に話すことで自分の考えが整理されていき、実際に悩みが解決されていったので、「(私)当たらないですね。
「(梅沢さん)そりゃあんたの相談の仕方が悪いんちゃう?
などとお互いに軽口を叩き合いながら、喫茶店で何時間も語り合ったりしていました。

その日もいつもの喫茶店でショートケーキにフォークをさしながら雑談していたのですが、 私がふと、

 

 

そういえば、人生をマルッと言い当ててくれるような占い師っていないんでしょうかね

 

と口に出したことから、K先生との縁が繋がったように思います。 梅沢さんは私の言葉を聞くなり、片頬を上げて

 

 

人生すべてって?それを知ったら面白くないじゃない

 

といつもの姉御節を奏でました。

 

 

そうですかね。私は少しでもリスクを知ってそれを回避し、より良い人生を送りたいんですよ。

 

私は基本的に完璧主義な所があるので、目の前のリスクや危険に関しては万全の対策で臨みたいと願う方でした。
ですから「転ばぬ先の占い」という考え方には賛同していましたし、占いを信じてはいなかったものの、もし先読みをしてくれる良い占い師が居たら定期的に通いたいな…という程度の事は考えていたのです。

 

それなら、良い占い師さんがいるけど……。会ってみる?

 

梅沢さんはそう言ってニヒルな笑みを浮かべました。

 

たまに私も占ってもらってるんだ。でも中途半端な気持ちで受けちゃダメ。本当に当たるから。あんたにその覚悟あるの?

 
 

あるっちゃありますよ。

 

こうして、私はK先生の鑑定を受ける運びになりました。

正直、梅沢さんは電話占い師のくせに他の占い師を褒め讃え、人に紹介するなんて、それって大丈夫なの? と、疑問がよぎりましたが、彼女は特に気を悪くしている様子はなかったので、これでよかったのかなと感じました。

K先生の鑑定内容

梅沢さんから連絡が来たのは例の喫茶店での会話の約2ヶ月後でした。

すっかりあの時の約束を忘れていた私は、梅沢さんの「例の人が来たから店においで」という言葉に、何か怪しい取引でも持ちかけるつもりかと疑いかけましたが、警察に通報する前に事実確認を…と考え、のこのこお店へ出向きました。

エレベーターを降り、定休日のサロンに入ると和服姿のおばあさんと梅沢さんがお多福のような表情で出迎えてくれました。

 

きたきた。先生、こちらが「ゆい」です。ほら、ゆい。この先生がK先生。

 

梅沢さんは和服姿の柔和な女性を丁寧に紹介してくれます。

 

K先生?

 
 

ほら!占いの!

 
 

ああ!

 

私はそこで改めてK先生のことを思い出しました。

 

はじめまして、Kと申します。

 

 

齢60はとうに超えていらっしゃるであろう銀髪の女性は、20代そこそこの私に深々とお辞儀をしてくださり、私もあわててそれに習いました。

うーん。なんだかふつうのおばあちゃんやな

梅沢さんが「すごい当たる占い師!」と大絶賛していたので、ともするとレースのほっかむりをした紫のドレス姿の女性が、大きな水晶を掲げて神妙な顔で待ち受けているのかと想像していたのですが……。

実際に会ったK先生はどこにでもいそうな普通のおばあさん。 私は密かに「もしかして梅さんの親戚の人なんじゃ……」と自作自演の線を疑いはじめました...。

 

さあ座って。私はちょっと外に出てるから、終わったら呼んでよ。

 
 

(え。どうしよう。何を話したらいいんだろう。)

 

俺ね、女性と二人きりになると何を話していいのかわからなくなってまうねん……』会社の飲み会でそんな風に愚痴っていた同僚の気持ちが、痛いほどわかった瞬間でした。

(梅沢さん、もう少し場を和ませてから行ってくれたらいいのに……!)

接客業のくせにそう言ったところがアバウトな梅沢さんは、今頃喫茶店でコーヒーを注文しているんだろうなと思うと、なんだか悔しくなりました。

しかし、やきもきして黙っている私に、K先生は優しく声をかけてくださったのです。

 

「さ、座って。あんたの悩みを聞こうか。」

 

さすが年上女性。大人の余裕です。 私はK先生に促されて応接ルームのソファに向き合って腰掛けました。

 

あの、本当に占い師さんなんですよね?

 

時に緊張は、人を混乱の境地へと容赦なく付き落とします。

 

ええ。私は易と霊感を使って占いをする占い師ですよ。ただ、看板はあげていないんですわ。紹介だけで回らせてもらってます。

 

K先生は小娘の失礼な発言にも丁寧に答え、慈愛に満ちた笑顔までも向けてくださいました。それだけで私は救われた気がして、一気に肩の力が抜けました。

 

今日は梅沢さんに、なんや将来を知りたいという珍しい子がおる言うて呼ばれたワケやけど、あんたお名前は何ていうのん?

 

◯◯ゆいといいます。

 

それで、どういった事を知りたいの? 恋愛? 仕事?

 
 

えっと...全部です。

 

私は正直になろうと決めました。「欲張りだな」と思われたとしても、きっと二度と会わないだろうし、どうせ梅さんから私の事を聞いているなら今更取り繕っても仕方がないのです!

 

欲張りやなあ。

 

K先生に思っていた通りの返答をいただきつつ、私は占いによって人生をより良いものにしていきたいという事を熱弁しました。

 

わかったわかった。さ、視ていきましょ。生年月日は?

 

私の言葉を遮り、先生は数十本の長い串のようなものを取り出してジャッジャッとすり合わせ始めました。(この串のようなものは筮竹(ぜいちく)と言い、主に易者が占いに使う道具であるという事を知ったのは、だいぶん後になってからです。)

 

あんたは今の仕事に向いとるね。うん、結構いい成績を残してるでしょ。

 
 

あ、ありがとうございます。

 

突然褒められて私は嬉しくなりました。

 

だけどちょっと抜けてるね。確認不足が多い所が玉にキズだわ。

 
 

あーはい....へへへ、すいません...。

 

上げて落とす。それは関西人の社交辞令です。 私は思わぬ角度から飛んできたボディーブローをしっかり受け止めつつ、次の攻撃に備えました。

 

だけど、あんたはお金に苦労しないわね。うん、人にも恵まれてる。

 
 

はあ、ありがとうございます。

 
 

仕事もなんだかんだで上手くいくよ。周りが助けてくれるだろう。

 

なんだか仕事は安定する見通しの様子。すごい怖いことを言われるのかと思っていたので、少し安心しました。

 

それから、恋愛だけど...、付き合ってる男がいるね。

 
 

はい。

 

私は当時3年ほど付き合っている彼氏がいました。

 

この男ダメだ、浮気してるよ。

 
 

...。

 

きた! そう思ったのですが、あまりに予想外で、うっかり大ダメージを受けてしまいました。

 

浮気?え。本当ですか?

 
 

してる。それに初めてじゃないね。二股を何度もかけてるよ。...プロポーズされるだろうけどこの男はやめておきな。別れた方が良い。

 
 

え。ごめんなさい。ちょっと意味が....。今の彼氏が浮気しているんですか?

 
 

今の彼氏以外に誰の話をするんだい。

 

先生の声がちょっと呆れ顔でそう答えたのを鮮明に覚えています。 だけど私の中の感情の波はとどまる事を知らず、第二波第三波がとんでもない方向から容赦なくぶち当たり、ぐるぐると渦を巻きました。

 

私、結婚できないってことですか?一生?もうだめですか?

 

私は必死でした。どうか否定して!そんな気持ちです。

 

結婚は...うん。できる。でも今の男じゃない。

 
 

うそ、でも、彼とは3年も付き合ってて。結婚する約束をしてたんですけど。え、私、彼と別れて今更新しい彼氏なんてできるんでしょうか?

 
 

それは大丈夫、結婚については安心しなさい。あんたは近い将来この男の本当の姿を知ることになるよ。別れて3ヶ月後、新しい恋人ができるから安心しぃや。

 
 

ふーん...。

 

半信半疑でした。
いえ、半信半疑になろうとしていました。 なぜなら彼とは半同棲状態で両親にも紹介済みだったし、漠然と彼と結婚するものだと考えていたから...。

梅さんに彼のことをちょっとだけ相談したから、それをK先生が又聞きしたんだろう。そうに決まっている。頼むから嘘だと言っておくれ...!私の心は叫び後を上げ続けていました。

 

後はそうだね。寿命だけど...。手を見せて。

 

打ちのめされ、真っ白に燃え尽きている私の手を取り、先生は熱心に見つけました。

 

ああ、長生きするよあんた。だけど...子宮系の病気には気を付けて。家族にいるだろう。

 

『家族にいるだろう』という言葉にはビクリと反応しました。

 

はい、祖母が...子宮がんでした。

 
 

それに母親は?

 
 

はい。子宮筋腫があるって。

 
 

じゃああんたも子宮用心しな。

 
 

実は最近生理痛が重くて...。

 
 

ああ、病院行きな。婦人科だね。

 

先生はそういって私の背後にずっと目を凝らしました。

 

...。あんた、おばあさんがなくなっているだろう。

 
 

は、はい。父方の祖母が。

 
 

ふくよかで優しそうな人だねぇ。

 

先生はフフッと微笑みを漏らしました。

 

え!なんですか?

 

私はあわてては後を振り向きます。しかし、観葉植物とカーテンがあるばかり。

 

あんたを守護してくれているよ。あんたがおっちょこちょいなのに本当に危険な目に合わないのは、おばあさんのおかげさ。

 
 

本当ですか……。でも、私、おばあちゃんと接点が少なくて

 
 

うん。そうだね。あんたは一人っ子で...お父さんとは死別か?

 
 

...!

 

怖い!心からそう思いました。 なぜなら私の両親は離婚していて小学生2年生の頃のころにはすでに父方の親戚とは縁を切っていたからです。

 

いえ、離婚です。...だから、だから、おばあちゃんには可愛がってもらってたけど、小学二年生の頃以来会ってないです。

 
 

そうだな。あんたの事、可愛がっていたな。...だけど、一度会ったんじゃないか?大人になってから。

 
 

え...。はい。実は一度だけ。だけどそれって会ったっていうのかな...。おばあちゃん直物人間になってて、意識はありませんでしたから。

 
 

おばあさんは分かってたはずだよ、あんたを待ってたんだろう。

 
 

実はその次の日、おばあちゃんが亡くなりました。...なぜか死に目に会えて...。

 
 

あんたとおばあさんは強い縁で結ばれているねぇ...。あんたのことを本当に可愛がっていて、幸せになってほしいと心から願っていたようだよ。

 

その言葉を聞いて、不思議なことに、私の右肩がふわっと暖かくなりました。

 

実は私、ずっと後悔していて、もっと早く会いに行っていたらおばあちゃんが元気の時に会えたんじゃないかって。

 

祖母の死は、大人になってから「一度だけでもいいから会いたい」と思い、勝手に祖父母の家を訪ねた日の出来事でした。
祖父に病院に連れて行かれて、対面し、翌日見舞いに行った日に突然...。もっと早く勇気を出していたらと、何度か悔やんでいたのです。

 

あなたがどんなに会いたいと思っても、それはあんたの母親が許さなかったんじゃないか?あんたがあの日行動を起こせたのは、おばあちゃんの気持ちに同調したからなんだ。おばあちゃんもあんたに一度だけでもいいから会いたいと思ったから呼んだんだろうね。

 
 

...。

 

病室でおばあちゃんにあった時、涙を流していたことを思い出しました。
皆不思議がっていましたが、私は漠然とおばあちゃんが和や市を認識してくれたのかなと思っていたので、K先生の言葉に強く心を動かされました。

 

辛かったよなぁ。だけどあんたの気持ちはおばあさんに伝わっている。だからあんたを守っているんだ。...あんたに何もしてやれんかったからと、そういっている。

 
 

おばあちゃんが言っているんですか...?

 

思い込みと言われてしまえばそれまでですが、その言葉を聞いた途端、私はなんだかおばあちゃんの気配を感じたような不思議な気持ちになりました。

空調には2人しかいないはずなのに、間違いなく3人いるような、そんな感覚でした。

 

さて、こんなもんかな...他に聞きたいことは?

 
 

...いいえ。ありがとうございます。

 

私はこれで十分でした。

K先生の占いを終えて

 

...私、今まで占いなんて信じていなかったんですけど、なんか、信じられるようになりました。

 

K先生を見送った後、サロンの外で私は梅沢さんにそう告白しました。

 

飯田は今まで私の占い、信じてなかったんだな。笑

 

梅沢さんは、「まあ素直なところが持ち味だよ。」と呆れ顔でしたが、やっぱり姉御肌なので、私の無礼には特に気にしていないようでした。

占い、当たってただろ?」 とまるで自分が当てたかのようにドヤ顔をかます梅沢さんに、私は占いの一部始終を話し、「おばあちゃんの事、当たってました。」と力説しました。

それを聞いた梅沢さんは満足そうな顔をして

 

K先生はね、選ばれた方なんだ。あの人の占いは当たるなんてもんじゃない。私も先生の言葉は予言のように捉えているからね。

 

と誇らしげ。

 

梅さんのお店も安泰ですね。

 

私は何気なく思ったことを口にしました。

 

K先生がいれば、お店の戦略も計画も思いのままですね。素晴らしいリスク管理じゃないですか。

 

私が話しかけると梅沢さんが、

 

K先生にね、このサロンは2年持ったら良い方だって言われたんだ。

 

梅沢さんの笑顔は、その日の青空のように晴れやかに澄み切っていました。

怖いほど当たる占い結果

これがK先生との出会いの全てです。

K先生は私の価値観をガラッと変えていきました。
K先生に会う前の私と合った後の私じゃ全く違う人間だと言ってもいいかもしれません。

人生を見る目が変わったというか...、本当に不思議な力があるんだという事を認めることが出来るようになったのです。
その後、K先生の占い結果をなぞるかのように物事が進んでいきました。

K先生と会った日の帰り道、なんと彼氏が他の女性と歩いている姿を目撃。
浮気の現場に遭遇という最悪の事態を迎え、彼と別れ、やはりその3ヶ月後に新しい彼氏が出来ました。

この事があってすぐに先生がおっしゃった生理痛の件で婦人科へ行くと「チョコレート嚢胞」が見つかり、現在も定期検診を続けています。

そして悲しいことに、実の父の死も知りました。
先生が「死別?」と言った言葉が気にはなっていたのですが、実際に、数年前に亡くなってしまっていたようでした。

そんな素晴らしい霊力をお持ちのK先生ですが、その後私はK先生と二度とお会いすることが出来ませんでした。
というのも、先生の言う通り、2年待たずに梅沢さんのサロンはつぶれ、梅沢さんは当時の彼と結婚。名古屋へと旅立ってしまったからです。

口コミだけで活動しているというK先生の名前はインターネットにも引っかからず、私は先生へ続く道を完全に見失ってしまいました。

ただ、またお会いしても占いをしてもらおうという気持ちになるかはわかりません。 私はその後占いジプシーとなり、「当たる先生」を探してきましたが、もしかしたらその根底には「もう一度K先生に出会えるかも」という気持ちがあるのかもしれません。

しかし、先生にお会いできたとしても、占ってもらうかどうかはわかりません。
あのときは半信半疑だったからいろいろ占うことが出来たけど...。

今となっては先生から真実を聞くのが怖いという気持ちの方が大きいというのが本音だからです....。

 

 

【後日談】
今年になって梅沢さんと連絡が取れ、K先生について聞いてみたら、梅沢さんと同じ電話占いをしているとのこと。(あんたらやっぱり親戚?!。笑)

K先生と電話で話して、お礼を伝えたら「あぁ〜あの時のね。そんなの当たり前よ」と相変わらずお元気そうでした。 再会できたことに運命を感じつつ、お話も弾みました。

そして、「所属するとなると待遇が重要なんよ〜」と話していた梅沢さん。(梅沢さん・・・あんたはやっぱり経営者肌です笑)

いつまで所属するかはわからないので、名前は伏せさせてもらいますが、ログイン後のランキング検索で分かります。 私の恩人とも言える先生がいるなら、贔屓目に見てしまいます。(所属している間は。笑)

 

 

 

 

 

 

 

 



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