今は行動するよりも内面を整える時期。復縁は、心が整ったあとに静かに訪れます。

タロットカード: No.2 女教皇 (The High Priestess) 正位置

彼との復縁のタイミングはいつ？？

小川ミコ

今は行動よりも心を整える時期。冷静に内面と向き合うことで、復縁の道が静かに開かれていくでしょう。

「女教皇」の正位置は、知性・直感・内面の成熟を象徴するカードです。

このカードが出たということは、今のあなたにとって“動くこと”よりも“見つめること”が大切な時期であると、タロットが教えてくれています。

復縁を願う気持ちはとても純粋で強いものですが、それを焦って形にしようとすると、かえってタイミングを逃してしまうこともあります。「今こそ動かなければ」と思う気持ちはわかりますが、「女教皇」はあえて“静けさ”の中に答えがあることを示します。

受験で一度関係を手放したあなたと元彼は、きっと深くお互いを思いやっていたはずです。その絆は、たとえ言葉や行動でつながっていなくても、心の奥底で今も残っているかもしれません。

ただ、それを再び結び直すには、まずはあなた自身が今どんな想いを抱えているのか、しっかりと内面を見つめる必要があります。

「本当に復縁したいのはなぜ？」「彼とまた向き合ったとき、私はどんなふうにありたい？」そうした問いを、自分自身に静かに投げかけてみてください。

表面的な感情だけでなく、心の深い部分にある願いや不安と向き合うことが、あなたの恋の在り方を見つけるカギになります。

また、「女教皇」は、受け身であることの強さも表しています。これは、ただ待つという意味ではありません。

沈黙の中でも意志を持ち、心を磨き、自分自身を整えておくことで、ふとした瞬間に訪れる“縁の再来”にしっかりと応えられるようにしておくこと。その準備期間こそが、今のあなたに与えられた時間なのです。

あなたへのワンポイントアドバイス

小川ミコ

「女教皇（正位置）」があなたに伝えているのは、「焦らず、今は心の声をよく聴いて」という静かなメッセージです。

恋愛、特に復縁というテーマにおいては、「連絡してみようか」「会いに行ってしまおうか」と、行動を起こすことで状況を動かそうとする人が多いものです。ですが、このカードは、今その行動が必ずしも良い結果をもたらすとは限らないことを示唆しています。

今は、あなた自身がどれほど冷静でいられるか、自分の本音にどれだけ誠実でいられるか――そこが最大のポイントです。彼と再びつながったとき、あなたはどんなふうに話をしたいですか？どんな気持ちで向き合いたいですか？

そうした“ありたい自分”を想像しながら、日々を過ごしてみてください。

また、「女教皇」は“学び”のカードでもあります。内面を見つめるだけでなく、新しい知識を吸収したり、自分の価値観を磨くことも、今の時期にはとても良い影響を与えます。本を読む、趣味に没頭する、自分を深める時間を持つ――そうした積み重ねが、あなたをより魅力的にしてくれます。

復縁という目標がすぐに叶わなくても、あなたが自分自身と丁寧に向き合うことで、その時が来たときには必ず“気づき”があります。「今だ」と思える瞬間を、あなたの直感が教えてくれるでしょう。

“沈黙は、空白ではなく準備の時間”。このカードが出たこと自体が、運命の静かな導きです。

焦らず、騒がず、でも確かな意志をもって、今この時間を丁寧に過ごしてください。その姿勢が、次に訪れる出会いのとき、あなたを美しく照らしてくれるはずです。