タロットカード: No.13 死神 (Death) 逆位置
初恋の人との縁の深さは??

「死神」のカードが逆位置で現れたとき、それは“再生”や“やり直し”を強く意味します。
あなたと初恋の相手の縁は、かつて何らかの形で一度区切りを迎えたかもしれません。別れ、疎遠、諦め――理由はさまざまだったでしょう。しかし、今この再会は、過去の痛みを経たうえで、再び二人の絆を結び直すために訪れたものです。
死神のカードは「完全なる終わり」を意味することもありますが、逆位置で現れた場合、そこには「続いていく可能性」「生まれ変わりへの兆し」が含まれます。
つまり、過去のままの関係を引きずるのではなく、新たな気持ちでゼロから築いていく必要があるということです。
重要なのは、「あの頃と同じには戻れない」という現実を受け入れること。無理に過去の続きを求めたり、かつての甘い記憶にしがみついてしまうと、せっかくの再生のチャンスを逃してしまいます。
二人とも、時間を経て成長し、変化しているはずです。その変化を喜び、尊重しながら、"今ここにいる相手"と向き合いましょう。
また、死神逆位置は「手放しの遅れ」や「未練」を暗示することもあります。心の奥に残ったわだかまりや、言えなかった想いが、関係の再構築を妨げることもあるかもしれません。必要なら、過去の感情にしっかりと向き合い、自分自身を癒すことも大切です。
あなたが本当の意味で心を解き放ったとき、二人の縁は、よりしなやかで強いものへと生まれ変わっていくでしょう。
あなたへのワンポイントアドバイス

再会はゴールではありません。それは、もう一度、違う形で関係を築くためのスタートラインに立ったということを意味しています。
今、あなたの心の中には、過去の思い出に対する懐かしさと同時に、少しの迷いや不安もあるかもしれません。「また同じことを繰り返したらどうしよう」「あのときと変わっていなかったらどうしよう」と思う気持ちは自然なことです。
でも、恐れに縛られるよりも、変化を信じるほうを選んでください。
まず意識してほしいのは、「過去へのこだわりを手放す」こと。あの頃の二人に戻ることが目的ではなく、今の二人でどんな関係を築けるかに目を向けることが大切です。相手に対しても、そして自分自身に対しても、新しい視点を持って向き合いましょう。
例えば、当時は見えなかった相手の努力や優しさに気づけるかもしれませんし、自分の成長を実感することもあるでしょう。
また、関係を急がず、焦らないことも重要です。死神の逆位置は、「変化がゆっくりと進む」ことを暗示する場合もあります。
すぐに結果を求めるのではなく、時間をかけて少しずつ信頼を取り戻していく姿勢が、最終的には強い絆へとつながります。無理に過去を美化したり、逆に責めたりする必要はありません。
「今この瞬間のあなたと、今この瞬間の相手」を受け入れながら、一歩一歩、未来に向かって歩いていきましょう。
あなたが手放す勇気を持ったとき、新たな扉は必ず開かれます。この再会は、失われたものを取り戻すためではなく、新しい幸福を創造するために与えられた奇跡なのです。どうか、自分自身と相手の変化を祝福しながら、ゆっくりと歩みを進めてくださいね。
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