法王のストーリー
「法王」とは、宗教上での最高責任者のことを言います。
4の皇帝が社会的な力を意味する存在であるとしたら、法王は精神的な力を表現しています。
人々を正しい道へと導いてくれる存在です。
力によって統制するのではなく、その温かさや包容力によって人々の心を開かせることができます。
その凛とした表情からは、あらゆる誘惑からも断ち切ることができる精神力の強さを感じることができます。
法王の後ろには、女教皇の絵と同じような柱が描かれていますが、違うものだと言われています。
法王が座っているのは、現実世界の協会です。
2本の柱は、神の世界と現実の世界の仕切りを表しているとされています。
正位置の解釈
とても落ち着いている状態なので、冷静に行動することができます。
無謀なチャレンジをするよりは、できることからコツコツと続けて行きましょう。
悩み事などには、年長者の方のアドバイスを聞くことによって、いい方向に進みそうです。
決して勢いだけの行動しないように気をつけましょう。
学校や会社などでは、その団体によってのルールをきちんと守ることで運勢がひらけてきます。
自分勝手な行動は避け、周りとの調和を大切にしましょう。
【キーワード】
・精神的
・冷静
・誠実
・協調性
・慈悲
逆位置の解釈
逆位置の場合は、ルールや決まりに縛られすぎて身動きが取れない状態になっている可能性があります。
もしくは、ルールを気にせず自分勝手に行動している可能性もあります
どちらにしろ、自分勝手な行動が目立ちそうです。
人を思いやる心が薄れているので、自分のことだけではなく、周りの人のことも思いながら行動しましょう。
しかしルールや決まりばかり考えていたら前に進むことはできないので、重要な時には思い切って前に進むことも大切です。
【キーワード】
・束縛
・悲観
・お節介
・過信
・自分中心