タロットカード: No.18 月 (The Moon) 正位置
彼ともう一度つながることはできる?

「月」のカードが正位置で出たとき、それはあなたの心の中に“揺らぎ”があることを示しています。
元彼との復縁を願う気持ちは確かに存在している一方で、「本当に彼も同じ気持ちなのだろうか」「もし連絡したら迷惑じゃないか」そんな不安や迷いが頭をよぎっているのではないでしょうか?
このカードは、曖昧さ、錯覚、誤解、そして心の奥に潜む恐れを象徴します。あなたが今感じている不安は、実は現実に基づくものではなく、過去の傷や自己否定の思考パターンから来ているかもしれません。
とくに国際恋愛では、言葉の行き違いや文化の違いから、相手の気持ちや行動が理解しにくくなることも多く、より不安が膨らみやすいのです。
重要なのは、今見えていることだけで判断しないこと。「月」は、霧の中に隠れている真実がやがて姿を現すことも暗示しています。
今は、自分の感情に飲み込まれるのではなく、ひとつひとつの思いを丁寧に見つめ直す時間が必要です。焦って行動すると、誤解が深まってしまう恐れがあります。逆に、冷静さを保ち、慎重にアプローチすれば、相手の本当の気持ちを引き出すことも可能です。
また、「月」は直感の強さも意味します。表面には見えないものを感じ取る力が、あなたの中に宿っているのです。言葉にされなくても伝わる想い、雰囲気から察する気配——それらを信じることで、次の一歩が見えてくるかもしれません。
疑いすぎず、しかし盲信せず。曖昧な状況に心を惑わされることなく、自分の感覚を大切にすることで、真実の愛に近づくことができるでしょう。
あなたへのワンポイントアドバイス

復縁を願うあまり、相手の些細な行動や言葉を過剰に解釈してしまったり、連絡がないことに過度な意味を見出して不安に陥ったりしていませんか?
このカードは、あなたの心の中にある“見えない影”を照らすための警鐘でもあります。不安を感じることは悪いことではありません。でも、不安に流されてしまうと、正しい判断ができなくなってしまいます。
だからこそ、今は一度、情報の取捨選択をすることをおすすめします。SNSを頻繁にチェックしすぎない、過去のメッセージを何度も読み返さない、など、心がざわつく行動を減らすだけでも、気持ちは少しずつ落ち着いていきます。
また、「月」は“自分自身の感情の扱い方”に関する学びも含んでいます。
嫉妬、焦り、寂しさ、期待——そうした複雑な感情を、否定せず、じっくり受け止める時間を持つこと。それが、自分自身との信頼関係を築くことにもつながります。
あなたの心が安定すれば、きっと彼とのコミュニケーションにも優しさと落ち着きが生まれます。感情の波が穏やかになったそのときこそ、あなたの想いは本当の意味で相手に伝わるのです。
「不安があるからこそ、愛は深くなる」——このカードは、そう教えてくれています。今は少し遠回りでも、夜空に浮かぶ月のように、あなたの愛も静かに輝き続けているのです。
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