少しわがままになっていたり、自由気ままに過ごしている様子。

タロットカード: No.4 皇帝 (The Enperor) 正位置

うちの子は何を考えているの？

小川ミコ

ペットが少しわがままになっていたり、自由気ままに過ごしている様子。しつけや生活リズムの見直しが必要かも。安定したルールを作ると安心感が増します。

「皇帝」のカードは、本来、安定や秩序、強いリーダーシップを象徴します。しかし、逆位置でこのカードが出た場合、ペットの生活に何らかの「ルールの乱れ」や「主従関係の崩れ」が生じている可能性があります。

最近ペットがわがままになっていませんか？以前はきちんと守っていたルールを無視するようになったり、要求が増えたりしている場合、それは生活の中で「誰がリーダーなのか」が曖昧になっていることが原因かもしれません。

特に犬の場合、主従関係がはっきりしないと、不安を感じてしまうことがあります。一方、猫の場合は、好き勝手に行動しすぎてしまい、飼い主さんが振り回されている状況になっていることもあるでしょう。

また、「皇帝（逆位置）」は、ペットがルールを守れなくなっているだけでなく、逆に「不安定な環境」によってストレスを感じていることを示唆することもあります。

このカードが出たときは、ペットの生活リズムを見直すことが大切です。食事や散歩の時間をできるだけ一定にし、しつけのルールを再確認しましょう。もし最近、甘やかしすぎていたり、ペットの要求にすべて応じていたりするなら、少しずつ「メリハリ」をつけることが大切です。

とはいえ、厳しくしすぎるのではなく、「こうすれば安心できるよ」「こうすれば褒められるよ」といったポジティブな方向に導いてあげると良いでしょう。

ワンポイントアドバイス

小川ミコ

ペットとの関係をより良くするためには、「ルール」と「愛情」のバランスが大切です。

甘やかしすぎると、ペットが飼い主さんをコントロールしようとしてしまい、逆に厳しすぎると信頼関係が崩れてしまう可能性があります。

まずは、ペットの生活リズムを見直し、基本的なルールを再確認してみましょう。例えば、「ご飯の時間を一定にする」「遊びの時間を決める」「おやつの量を調整する」といった小さなことから始めるのがおすすめです。

特に、ペットが自由気ままに振る舞っている場合は、「待つ」ことを覚えさせると、ルールを意識しやすくなります。

また、ペットが安心できる環境を整えることも重要です。

例えば、静かで落ち着けるスペースを用意し、「ここにいれば安心」という場所を作ってあげると、精神的な安定につながります。犬ならハウスやクレート、猫ならキャットタワーや隠れ家を用意するのも良いでしょう。

さらに、コミュニケーションの取り方にも工夫が必要です。ペットが自分勝手に行動していると感じたときは、いきなり叱るのではなく、「こうすれば褒められる」という成功体験を積ませることが大切です。

「皇帝（逆位置）」のカードが出たときは、ペットが自由すぎるか、逆に環境が不安定で迷っている状態であることを示しています。しかし、しっかりとしたルールを作り、ペットにとって安心できる基盤を整えれば、徐々に落ち着きを取り戻していくでしょう。

焦らず、ペットに寄り添いながら、バランスの取れた関係を築いていきましょう。