タロットカード: No.9 隠者 (The Hermit) 逆位置
浮気の可能性は?浮気相手はどんな人?

「隠者(逆位置)」は、“孤立・閉塞・思い込み”を示すカードです。
本来このカードは、内省や自己探求を意味する静かな知性の象徴ですが、逆位置で現れると、そのエネルギーが裏目に出てしまい、「閉ざされた関係」「誤った方向への執着」「周囲との断絶」といったかたちで表れます。
浮気に関するテーマでこのカードが出た場合、パートナーは誰にも言えない秘密の関係に深く入り込んでいる可能性が考えられます。
それは、世間に知られてはいけない関係だったり、本人ですら「間違っている」とわかっていながらやめられない関係であることも。誰にも相談できず、心の中で葛藤しながらも、その関係に依存しているような状態です。
さらにこのカードは、“話してくれない相手の態度”や“意味深な沈黙”としても現れることがあります。
あなたがどれだけ問いかけても、相手ははっきりと答えず、目をそらすような態度をとっていませんか?
それは、まさに「隠者」の象徴する“自分だけの世界にこもっている状態”です。
こうした時期は、無理に相手の心をこじ開けようとしても逆効果です。
むしろ、あなた自身が冷静に立ち止まり、今この関係における“真実”を見極める時間にすることが大切です。焦らず、感情的にならずに、相手との距離感を一度見直してみましょう。
あなたへのワンポイントアドバイス

相手が心を閉ざしている状態では、問い詰めても答えは出てこないでしょうし、逆に関係をこじらせてしまう危険もあります。そんな時こそ、“自分自身との対話”に時間を使ってほしいのです。
今、あなたが本当に求めているのは「相手からの説明」でしょうか?それとも「安心」でしょうか?また、その安心は“相手次第”で手に入るものなのか、それとも“あなた自身の選択”で得られるものなのか、ぜひ考えてみてください。
このカードはまた、「孤独を恐れすぎないで」というメッセージも含んでいます。
たとえ相手の心がどこかに向いていたとしても、それがあなたの価値を下げるわけではありません。むしろ、今のあなたには“一人で立ち止まって考える力”が備わっています。そして、その時間が後の判断を大きく左右するのです。
焦らず、静かに、あなた自身の心の声を聞いてください。もしその声が「このままではつらい」と訴えているなら、それに耳を傾けることも“愛”の一つのかたちです。
誰かに愛される前に、まずあなたがあなた自身を大切にすること——それが、次に進むための確かな一歩になります。
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